竜巻とスーパーセル - アウトドア目線

竜巻とスーパーセル

1996年公開の「 ツイスター 」というアメリカ映画がありました。
竜巻の頻発するアメリカで、竜巻を車で追いかけて観測するストーム・チェイサーの話で、いつもの如く、竜巻を追っていると、別々に発生した竜巻が交錯、合体し、竜巻の強さを表すFスケールでF5というモンスター級の竜巻に発達する。主人公は、そのモンスター竜巻を追いかけるのだが・・・というような話でした。


このFスケールという竜巻の強度を表す単位は、、F0〜F6(但しF6は、過去に発生した事は無い)に強度を分類したシカゴ大学の藤田哲也名誉教授の頭文字からきているそうだ。現在は、改良されて、改良藤田スケール (EFスケール)を用いるようになっているそうです。
通常、竜巻は、平野部や海上で生育し山間部では、発生しないと言われていますが、2006年11月の北海道佐呂間町や2009年7月の岡山県美作市のように、海に近い山間部や低山部では、過去に発生の事例があります。

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竜巻は、寿命が短く、被害の範囲も台風に比べて狭いが、破壊力は台風より強いものが多い

日本でも近年、竜巻の発生件数が増えており、気象庁が2007年から「藤田スケール」F0〜F5を予報用語に追加しました。日本で発生した最高強度の竜巻は、1990年12月千葉県茂原市で発生したモノで、F3だそうです。ちなみに、9月2日関東平野で起きた竜巻は、F2くらいだそうですから、F5って・・・。

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スーパーセルは、荒天の前ぶれ

夏の強い太陽の日差しによって地表温度や海面温度が上がり、上空の気温と温度差が生じた時にできる上昇気流が原因と言われる、積乱雲の数倍から数十倍の規模のモノを、スーパーセルと呼び、強風、突風、落雷、豪雨、ひょう、あられ、竜巻等の非常に激しい荒天をもたらす事が多いそうです。9月2日の関東平野にも、スーパーセルが発生したのでは無いかと、言われています。

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竜巻、雷が同時に襲ってくるケースも珍しく無い

世界の竜巻の8割を占めるアメリカで発生する竜巻の寿命は、数時間に及ぶものも有りますが、日本の竜巻の寿命は、数分〜30分程度だといわれているので、予測や観測が出来るようになっても、ピンポイントでの発生予報は難しいとの事。
異常に大きい入道雲(積乱雲)を見たら、荒天を覚悟して備える必要があります。

竜巻に巻き込まれそうになったら、鉄筋コンクリート製の大きなビルに逃げ込むようにして下さい。カーポート等のひさし屋根的構造物やプレハブでは、吹き飛ばされるので、かえって危険です。竜巻の規模によっては、車も巻き上げられるケースもあるようです。

いずれにしても、近年の日本における夏の気温の異常な高さや海面温度の上昇を考え合わせると、規模の大きな竜巻もス−パーセルも増加するかもしれませんね。


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